親の仕送りをしている人は、マレな存在です。
そのため、なかなか人にも相談できずに悩んでいる人も少なくないでしょう。
そこで、親の仕送りの情報をまとめてみました。
特にお金に悩みを抱えている人は要チェックです。
結論を言ってしまうと、目的が明確ではなく、親から言われたからお金を送ることをしている時は注意しましょう。
その理由と、正しい対策についても紹介しています。
- 善意でするのは良いけど生活費の計算もしている?
- 使い方によったらむしろ得をするケースもある
- 仕送りをするなら副業をしたほうが生活も楽になる
お金がない人は親の仕送りが原因?実態を調べてみると…
親の仕送りをしている事を、なかなか周りに相談できずにいる人は少なくありません。
その理由は簡単。国が統計を出しており、それを見れば一目瞭然だったからです。
相談できずにいる人の中には、義務だからと諦めていませんでしょうか?
特に親から言われてお金を送っている人は、気にする必要はありません。
以下で紹介する統計を見れば、義務どころか、ほとんどの人が仕送りをしていない状態だからです。
親への仕送りをしている人の割合
親にお金を送っている人の割合は、国の統計を見ればわかります。
じつは、令和元年時点でも、親に仕送りをしている人は「約2%」しかいません。
総数(単位:千世帯) | 51,785 |
---|---|
親への仕送りのみの世帯(単位:千世帯) | 1,148 |
※引用:政府統計の総合窓口より
お金を送っている人が珍しいのは、このデータだけでもわかったはずです。
とはいえ、特別な理由でやめられない人もいるでしょう。
そんな人は、みんなやっていないから、突然やめたいと親に相談するのは難しいかもしれません。
それなら、金額を下げて欲しいとお願いするといった方法はいかがでしょうか?
仕送りの平均金額
親への仕送りのみをしている世帯_2万円未満(単位:千世帯) | 113 |
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親への仕送りのみをしている世帯_2~4万円未満(単位:千世帯) | 356 |
親への仕送りのみをしている世帯_4~6万円未満(単位:千世帯) | 216 |
親への仕送りのみをしている世帯_6~8万円未満(単位:千世帯) | 93 |
親への仕送りのみをしている世帯_8~10万円未満 | 42 |
仕送りをしている世帯_10万円以上(単位:千世帯) | 223 |
※引用:政府統計の総合窓口より
この割合は、そこまで多くありません。
その代わりに、意外に1人が仕送りをしている金額は、それなりに高くなっています。
とはいえ、ほとんどの人が20,000円前後です。
このデータを使えば、親に相談する時の材料となるでしょう。
自分の生活が苦しいから、金額を下げてほしいといわれると、納得してくれるかもしれません。
それでもダメだというのなら、税金の話もしてみてください。
じつは親への仕送りが節税になる?
デメリットについて紹介してきましたが、じつは親へのお金の送金は節税になるというメリットもあります。
ただし、このメリットを使える人は、かなり極一部です。
その理由についても見てみましょう。
少なくとも、節税になるような人は、扶養控除を使っている人です。
つまり、確定申告をする必要があり、中には面倒だと感じている人もいると思います。
その手間が苦でない人は、親のお金の送金で節約ができるかもしれません。
節税になる理由
親の仕送りが、節税になる理由は、扶養控除などの仕組みを使って税金が減らせられるからです。
以下のように、国のホームページにも記載があるように、所得控除といって支払う必要のある税金が下げられます。
納税者に所得税法上の控除対象扶養親族となる人がいる場合には、一定の金額の所得控除が受けられます。これを扶養控除といいます。
※引用:国税庁より
名前のとおり、所得とは経費を差し引いた収入です。
たくさん働いて給料が高い人は、この金額が多くなり、支払う税金も高くなります。
しかし、親の仕送りをしていれば、思ったよりも税金を支払わなくてよくなるというわけです。
(1)配偶者以外の親族(6親等内の血族および3親等内の姻族をいいます。)または都道府県知事から養育を委託された児童(いわゆる里子)や市町村長から養護を委託された老人であること。
(2)納税者と生計を一にしていること。
(3)年間の合計所得金額が48万円以下(令和元年分以前は38万円以下)であること。(給与のみの場合は給与収入が103万円以下)
(4)青色申告者の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払を受けていないことまたは白色申告者の事業専従者でないこと。※引用:国税庁より
「親のお金の送金=所得控除が下がる」という意味がわからない人は、上記の国の説明の文章を見ればわかります。
上記は、扶養親族に該当する人の範囲を説明しているものです。
親の仕送りをしている人は、2番に該当します。
親のお金の送金をしている人は、親と生計が一緒だと判断されるからです。
そのため、節税効果が高くなると紹介しています。
- 所得税
- 住民税
ちなみに安くなる税金は、上記の2つ。
どちらも所得によって税額が左右されるので、所得控除が受けられると、その時点でメリットになります。
親の仕送りはメリットだけじゃない
- 自分の使えるお金が激減する
- 親の介護関係の負担が大きくなる
- 辞めたい時に言いにくくなる
ただし、親にお金の送金をしている人にメリットが感じられるのは、一部だと紹介しました。
それは、上記のデメリットを上回るケースが多くなるからです。
もともと税金対策で仕送りをするような人は、最初からお金をたくさん持っているような人だけ。
ほとんどの人は、親のお金の送金をしている時点で、すでに生活が苦しいのではないでしょうか?
しかも、親側にもデメリットが出てきてしまいます。
この部分を強調して、仕送りをやめたいというのもいいですね。
贈与税を支払わないといけなくなる?
しかも、中には贈与税が必要になるケースもあります。
かなり一部になるので、ほとんどのケースは気にする必要はありません。
それは、お金の送金と贈与が別物だと判断されるからです。
仕送りとは、基本的にお金が手元にきたら、その都度使っているものだと思われています。
つまり、仕送りを貯金しているようなケースは、逆に贈与だと判断されるかもしれません。
- 仕送りを貯金や投資に使っている
- 極端に高いお金を送っている
- 海外に送金している
その他にも、お金の送金を贈与だと怪しまれるケースはあります。
仕送りをしている側はわからないにしても、親に一言そのように説得するのも1つの方法です。
親への仕送りをする前にチェックしておくこと!
- 収支を計算して、自分のお金に余裕があるか確かめる
- 親に相談して損をしないか確かめる
- 確定申告のために準備ができるか確かめる
親にお金の送金をしているような人は、とにかくチェックしておくべき内容がたくさんあります。
まず収支は計算しておかないと、自分が苦しくなるだけです。
そもそも、現在の若者は、貯金すらないといった声もかなりたくさんあります。
さらに、クレジットカードで生計を立てているような人も、お金の送金をする前に計算しておきましょう。
現金が手元にないだけに、生活に余裕があると勘違いしている人がいるからです。
また、親にお金の送金をすると、親自身も損をする可能性があると伝えているでしょうか?
お金があれば何とかなると、善意で仕送りをしている人によくある話です。
逆に介護保険料など、無駄に費用を高くしてしまっている可能性があります。
しっかり相談しておき、高くなっていると感じれば、お金の送金をやめてしまいましょう。
収入が多い人なら、確定申告をするかどうかも、専門家に相談しておくとお得にお金の送金ができるようになりますよ。
親への仕送りは無理しないのが1番!働き方を見直すのもおすすめ!
親の生活が苦しくて、お金の送金をしている人は、とにかく一旦立ち止まって考えてみましょう。
自分の生活が苦しくなってしまっては、親を助けられなくなってしまうかもしれません。
まず収支を計算してみて、苦労しない金額まで仕送りの額を下げてください。
それができないのなら、収入を自分で増やす必要があります。
そのためには、風俗などの副業を始めるのが1番です。
日払いができるだけでなく、1回分の報酬もかなり高いので、女性こそ挑戦してみましょう。
お店選びが大事になるので、体験入店などを利用して、相性のいいお店を見つけてみてください。
シフトなども気遣いも必要ない業界なので、隙間時間をうまく活用するのがポイントです。