風俗業界で働いていると耳にする「吉原年齢」。
風俗嬢として働くことになったら、源氏名と吉原年齢を決め、プロフィールが作成されます。そしてそのプロフィールを見たお客様は、遊ぶ女の子を指名します。
一般的に源氏名とは、「お店で働く際の本名ではない、お仕事用の名前」のことですが、吉原年齢とはどんなものなのでしょうか？
今回は、売り上げにつながるかもしれない「吉原年齢」についての豆知識、そして吉原年齢を使用するメリットやデメリットなどをご紹介いたします。
風俗嬢の年齢
吉原年齢とは
風俗で働く女の子の設定年齢のことを「吉原年齢」と呼ばれています。
実年齢に設定している女の子も中にはいますが、プロフィールに書かれている年齢を架空の年齢ですので、ほとんどが実年齢ではないといっても良いでしょう。
プロフィールに「書かれている年齢は、その女の子の実年齢」というよりも、「書かれている年齢を女の子は演じますよ」という言い方をした方が理解しやすいのではないかと思います。
3年間隔で歳をとる
吉原年齢の決まりとして、お店に入店すると3年に1度の感覚で歳を重ねるというのがあります。そして、現在ある数多くのお店ではパネル写真の撮り直しやプロフィールを書き換えるタイミングで更新するといったシステムを採用しているところが多いようです。
3年間同じお店で働く女の子はあまりいませんので、入店時からお仕事を辞めるまで同じ年齢という女の子もいます。例えば、
18〜20歳は、20歳。
21〜23歳は、21歳。
24〜26歳は、22歳。
27〜29歳は、23歳。
30〜32歳は、24歳。
というようになります。
30歳を超えてくると、流石にきついところもあるのでは・・・？と思う方もいるかと思いますが、風俗嬢は稼いだお金を美容にかけている、美意識の高い方も多いため、意外と実年齢が30代前半の方が20代後半といってもあまりわからないものです。
しかし、熟女や人妻を売りにしているお店では、吉原年齢を使用せずに実年齢マイナス3〜10歳で設定しているお店も少なくはありません。
多くのお店では、3年間隔ですが、中には5年間隔のお店もあり、業種によって異なります。
風俗もお仕事である以上、お客様の期待に応えなければなりませんので、女の子は設定した年齢に見合った態度や見た目などを意識すべきであると言えるでしょう。
吉原年齢の由来
吉原年齢の起源は、江戸時代に幕府が公認した吉原遊邸や花街からなどと言われています。
風俗業界の中でも、ソープランドは昔からの伝統やしきたりを大切にしているため、今にも続いているのです。ソープランドの中でも高級ソープは特に吉原の流れなどを取り入れています。
吉原では、年齢よりもテクニックやサービスでお客様を満足させるという考えがありました。当時は女の子が歳をとっても働きやすいようにという画期的なシステムでしたが、ネットが普及した現在では、女の子の情報などがすぐにシェアされ、偽った年齢であることがバレやすくなりました。
吉原年齢のメリットとデメリット
では、吉原年齢を使用するメリットやデメリットはどんなことがあるのでしょうか。順にご説明していきます。
メリット
身バレ防止
まず実年齢を隠すことで、身バレ防止の対策になります。
やはりお店などのパネルを見て、顔と年齢があっていると、「もしかしたら知り合いのあの子かも？」となるかもしれませんが、年齢が違うことで「知り合いに似た子かも？」と曖昧にすることができるのです。
歳を取っていても見た目でカバーできる
もう一つは、年齢をある程度とっていても風俗嬢として働きやすくなるという点があります。
風俗で働くには20代の若い女の子が働くものと考えている方もいるかもしれませんが、30歳をすぎても20代と名乗ることができます。
先ほども書きましたとおり、30代でも20代に見える女性は多くいます。そういった方は、年齢を気にすることなく働くことができるのです。
若くいようという美意識が高まる
歳を取っても、いつまでも美しくいたい！という女性は多いのではないでしょうか？
風俗のお仕事をしていると、やはり綺麗であることで売り上げにもつながりますし、ある意味、自身の身体を売るお仕事でもあるため、身体・お肌のケアは欠かせません。
また、稼いだお金を美容に使うという風俗嬢も多いため、実年齢よりも若いという女性が多いことが事実です。
デメリット
歳を重ねるごとに無理が生じる
歳を重ねるごとに女性らしさは磨かれ美しくなる方が多いですが、やはり実年齢に近い20代の女の子に比べると、年齢のサバ読みしているなという雰囲気が出てきてしまうことがあります。
お客様に不快感を与えてしまう
風俗に通い慣れているお客様であれば、吉原年齢と実年齢に差があったとしても、逆に楽しんでいただけるかもしれませんが、風俗に慣れていない初心者の場合はそうはいかず、楽しませるはずががっかりさせてしまう恐れもあります。
やはり、プロフィールに書かれている年齢が実年齢である、もしくは実年齢マイナス2歳ほどかと思っている方が多いため、見た目と吉原年齢とのギャップにショックを受けて、もう風俗店に足を運ばなくなってしまうなんてこともあり得ます。
ですので、ある程度年齢を重ね、年齢を見た目でカバーするのが厳しいかもと感じたら、熟女向けのお店で働いた方が、指名数ものび、より稼ぐことができるでしょう。
お客様に嘘をつくのが辛い
吉原年齢と実年齢が2〜3歳の差であれば、見た目なども年相応かと思いますのであまり問題はないかと思います。しかし、年齢の差が大きくなることで、お客様に嘘をついているということから、罪悪感を感じてしまうという方もいます。
そのため先ほど同様、自身のためにもお客様のためにもできるだけ実年齢に近い年齢設定をしているお店、実年齢を名乗れるお店で働くことで、ストレスを感じることなく働けるかもしれません。
お客様に年齢を聞かれたら？
風俗で働いていると、「実際のところ、いくつなの？」と聞いてくるお客様もいます。女性に対して年齢を聞くのはちょっと失礼だとも思いますが、お客様も年齢は気になるようです。もしお客様に年齢を聞かれた際の対処法は以下の通りです。
・笑ってはぐらかす
・正直に実年齢を伝える
・吉原年齢・源氏名を使う理由を伝える
年齢が多少違っても、サービス内容に満足してもらえれば結局年齢は気にしません。
笑いながら、「本当ですよ〜」といえばすぐに次の話題に行くお客様がほとんどです。
しかし、それでも実年齢を聞いてくるお客様も中にはいますので、そういった方には素直に実年齢を伝える、もしくはなんで吉原年齢を使用しているのかなどを伝えることで、信頼を得られ好感度が上がる可能性もあります。
吉原年齢・源氏名を使用する際は、お客様の様子を見ながら話をかわす力も大切なポイントです。
自分に合った年齢設定をすること
女性がより長く働きやすいようにということで吉原年齢というシステムが導入され、身バレを防止するために今でもほとんどの風俗店で使用されています。しかし、実年齢と吉原年齢のギャップがありすぎることで、お客様を傷つけてしまったり、お店にクレームが入るなんてこともあります。
ですので、ストレスなく働くためにも、できる限り実年齢にちかい吉原年齢が設定できるお店を選ぶことが良いでしょう。今では様々なジャンルの風俗店も多くありますので、きっとあなたにあったお店が見つかることでしょう。
