「子宮頸がんは風俗で働いている人がなりやすい」と、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
実は、多くの女性が子宮頸がんになってしまう可能性があります。
今回は子宮頸がんになる原因から治療方法までを解説していきます。
自分自身と照らし合わせながら最後までご覧ください。
・風俗嬢は子宮頸がんになりやすいのか
・子宮頸がんについて
・子宮頸がんになる原因
子宮頸がんとは一体なんなのか
子宮にできるがんは子宮の体部にできる「子宮体がん」
子宮頸部にできる「子宮頸がん」に分かれます。
子宮頸がんは、子宮の入口付近に発生することが多いので、病院の診察で発見されやすいのが特徴です。
早期発見できれば治療はしやすいです。
しかし、進行すると治療が困難になっていくので早期発見するのがとても大切になります。
子宮頸がんの怖いところは、進行していくとリンパ節に転移したり、血管やリンパ管を伝って臓器に転移することもあるのです。
症状は、月経期間ではないのに出血したり、いつもと違ったおりもの、下腹部や腰の痛み、尿や偏に血が混じっていたら注意です。
子宮体がんは、子宮内膜から発生するので、子宮内膜がんと呼ばれることもあります。
こちらも早期発見が非常に重要になってきます。
性行為時の痛みや、下腹部の痛み、月経期間ではない時に出血等になります。
どちらのがんにも少しでも当てはまることがあればすぐに婦人科へ行きましょう。
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風俗で子宮頸がんになる可能性について
子宮頸がんは風俗で働いていると感染しやすいのでしょうか？
さまざまな考察があげられているため、どの情報を信じたら良いかわからなくなっている方も多いのではないでしょうか。
結論は、一般女性も風俗で働いている女性も子宮頸がんになる可能性は変わりません。
発症の原因は、コンドームを付けないで性行為を行うことです。
なので風俗で働いていても、いなくても可能性は変わりません。
風俗嬢は子宮頸がんの検査頻度はどれくらいがベストなのか
風俗嬢は、子宮頸がんの検査をできるだけ高頻度（半年おき）に行うことをオススメします。
理由としては、子宮頸がん以外の感染症も十分に考えられるからです。
子宮頸がんの検査は膣内の細胞を摂取して検査します。
これにより、膣内の細胞から見つかる感染症も検査することができるのです。
子宮頸がんの検査は基本的に有料になっています。
なのであまり検査をしない方が多い傾向にあります。
ですが子宮頸がんは早期発見が非常に大切なので定期的に検査しましょう。
また、風俗で働いていない女性は、2年に1度くらいのペースで良いでしょう。
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子宮頸がんになる原因を解説
子宮頸がんの主な理由としては、性行為によるHPV（ヒトパピローマウイルス）感染により発症します。
子宮頸がんの嫌なところは、HPVに感染してもすぐにがんが発症するわけではないところです。
数年以上の長い年月をかけて徐々に形が変わり子宮頸がんへと進行していくのです。
HPVの感染機会が多くなるとHPV感染を持続させてしまいます。
持続させるのが子宮頸がんを発症させる条件になってしまうので結果、発症リスクを高めていることになっているのです。
子宮頸がんは、性行為による原因があるので風俗で働いていると発症しやすい都市伝説が流れたのかもしれませんね。
風俗嬢が知っておきたいHPVの特徴
HPVは、子宮に感染するウイルスです。
性行為を行ったことある女性の約５０％以上が一度は感染していると言われているほど、非常に感染率の高いものなのです。
基本的には、感染しても自覚症状はありません。
ですが、重度になっていくと、イボができたり痒みにつながることがあります。
治療しなくても勝手に治ってしまうことがあり、感染率は高いがあまり気にされていません。
感染しても無症状だったり、勝手に治ることもあるので安易に考えてしまう女性が多いのです。
ちなみに、男性は約90%が感染すると言われていますが、潜伏期間は３週間から8ヶ月ほどになっています。
感染症は、膣内だけでなく喉や肛門にも感染します。
自分自身も気をつけるのは必須ですが、男性パートナーの性器周辺にイボのようなものがある際は要注意です。
また、性行為を行う際は、感染症予防、避妊を兼ねてコンドームを付けることをオススメいたします。
性行為をしたことない人でも可能性はある
性行為によりHPVに感染し、それが原因で子宮頸がんになることを紹介してきました。
しかし、性行為の経験がないからといって子宮頸がんにならない。というわけではありません。
性行為の経験がない人が子宮頸がんを発症するリスクは極めて低いと言えます。
しかし、子宮頸がんの中にはHPVに感染していなくても発症してしまうものもあるのです。
これは、とても特殊なタイプにはなるのですが性行為の経験がないから子宮頸がんにならない。というわけではありません。
婦人科疾患の中には、子宮頸がんのように性行為の経験がなくても発症するものがあります。
どんな病気でも早期発見すればその分早く容易に治療できます。
性行為の経験の有無に関係なく、定期点検は徹底するようにしましょう。
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子宮頸がんの治療方法について
子宮頸がんの治療方法には、「手術療法」「放射線療法」「化学療法」の３つがあります。
治療の内容は、進行具合や年齢などによって決まります。
初期段階であれば妊娠の希望を考慮することもできるのです。
子宮頸がんの進行具合は、がんの細胞が子宮頸部にとどまっているだけの状態から
子宮周りの臓器や、他の臓器に転移。までの５つの段階があります。
初期段階の子宮頸がんの治療
初期段階の場合は、子宮頸部の異常な組織を円錐切除手術のみで除去可能です。
この手術は、子宮頸部をレーザーや高周波メスで円錐状に切り取る手術です。
こちらは、子宮を摘出しないため、手術後でも妊娠や出産を行うことができます。
しかし、切り取った組織が進行している子宮頸がんとわかった際には、子宮を摘出する手術などを行う必要があります。
進行している子宮頸がんの治療
がんが子宮頸部の表面（上皮）を上回って広がっている場合には、子宮を摘出する必要があります。
基本的に、進行があまり進んでいない子宮頸がんの場合は、子宮の摘出のみを行います。
周りの臓器に転移している場合には子宮と、周辺の靭帯や組織、卵巣、膣の一部を摘出する必要があります。
こうなると、放射線治療を行ったり、手術療法と掛け合わせて行います。
また、手術を行う前にがんを小さくしておくために抗がん剤を使用したり、放射線治療の効果を高めるために化学療法を取り入れることもあります。
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早期発見が非常に重要になる
子宮頸がんの原因になるHPVは性行為をしたことがある女性の大半が感染する可能性があります。
HPVに感染してから子宮頸がんに進行するまでには長い年月がかかります。
それまでに定期検診を受けることで早期発見に繋げることができます。
進行具合によっては大掛かりな手術になったり、妊娠や出産にも関わってきます。
定期検診の他にも、おりものやお腹の痛み、月経期間外の出血等ある場合はすぐに病院で診察をしてもらいましょう。
